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「Way to ZERO」について語るカーボンニュートラルへの道 – サプライチェーンに焦点を当てる

22/11/22

「Way to ZERO」について語るカーボンニュートラルへの道 – サプライチェーンに焦点を当てる

22/11/22

本記事は2021年9月10日にvolkswagen.comに掲載された記事の日本語版です。

フォルクスワーゲンはパリ協定の遵守を表明しており、2050年までにカーボンニュートラルな企業になるという目標を掲げています。フォルクスワーゲンAG購買担当取締役のムラトラ アクセルと、サステナビリティ委員会スポークスパーソンのゲオルク ケルが、ドイツのミュンヘンで開催された「IAA」国際モーターショーで脱炭素化と持続可能性について語りました。

そのメッセージは明確です。2050年までにカーボンニュートラルな企業になるという目標を達成するために、フォルクスワーゲン グループは、全社を挙げて3つの原則に従って行動します。第一に、CO2排出量を効果的かつ持続的に削減します。第二に、すべての拠点で、供給されるエネルギーを再生可能エネルギーに切り替えます。第三に、どうしても避けられないCO2排出量は相殺します。私たちの環境モデルには、明確な脱炭素対策が組み込まれています。フォルクスワーゲン ブランドにとって、これが「Way to ZERO」(ゼロへの道)です。

このコンセプトの中心的な要素は、一貫して環境に焦点を合わせ、完全なカーボンニュートラルを実現するための経済的アプローチです。e-モビリティのさらなる推進に加え、電気自動車の生産および利用段階もカーボンニュートラルなものになります。これは、原材料の掘削からサプライヤーによるパーツの製造まで、サプライチェーン全体にも適用されます。

Clean car construction
Less CO2 in production and the supply chain

グリーンパワーに焦点を当てる

目標を設定:フォルクスワーゲンは、2025年までに工場のCO2排出量を半減させることを目指しています。その具体的な対策の一例は、グリーン電力の使用量を増加させることです。また、フォルクスワーゲンは、エネルギー供給を担当する子会社の「Elli」を通じて、電気自動車のユーザーに100%グリーン電力を提供しています。

貴重な原材料のリサイクルは、脱炭素化の重要な要素です。
ムラト アクセル
フォルクスワーゲンAG購買担当取締役

電気自動車は、(生産および使用段階を含む)ライフサイクル全体で、従来のクルマや水素自動車よりもCO2排出量がすでに少なくなっています。現在、カーボンフットプリントをさらに最適化するために、サプライチェーン全体の大規模な脱炭素化を目指しています。電気自動車の場合、総排出量の中でサプライチェーンが占める排出量の割合は、「Golf(ゴルフ)」の約17%から「ID.3(アイディ.3)」の42%に増加しています。このため、フォルクスワーゲンAGは、2050年までにCO2ニュートラルを達成するために、CO2排出量が多い車両の主要部品を特定し、それらのフットプリントを体系的に削減するための作業に取り組んでいます。これには、再生可能エネルギーの使用と、生産プロセスにおける資源のより効率的な使用が含まれます。車両全体のレベルでCO2排出量を削減するには、次の3つの主要な要素が挙げられます: スチール、アルミニウム、そして電気自動車の場合はバッテリーの生産です。

クリーンで持続可能なサプライチェーン

人権、良好な労働条件、環境保護 – フォルクスワーゲンは、持続可能性なサプライチェーンを構築する責任を負っています。
ゲオルク ケル
サステナビリティ委員会スポークスパーソン

フォルクスワーゲンは、サプライチェーンの持続可能性を、さらに高いレベルへと引き上げています。フォルクスワーゲン ブランドとその傘下のグループは、OECD(経済協力開発機構)に真摯に従い、人権と責任ある原材料の採掘に関する注意義務を果たしています。コンプライアンスと持続可能な経済活動は、品質や価格と同じように、私たちにとって重要な関心事となっています。また、OECDの基準に照らしてサプライヤーを常にチェックできるように、組織構造を変更しました。

フォルクスワーゲンは責任ある企業として、コンゴ民主共和国でのコバルトの小規模採掘と、鉱山周辺の人々の生活環境の改善にも積極的に取り組んでいます。コバルトは、自動車用バッテリーの製造における重要な原料です。小規模採掘には、環境だけでなく、鉱山で働く人々に対するリスクが伴います。これらのリスクを最小限に抑えるために、フォルクスワーゲンは、「コバルト開発」イニシアチブに参加しています。このパイロットプロジェクトは、世界のコバルトの70%が産出されるコンゴ南部で、法令遵守を強化し、健康と安全、社会福祉を改善することを目的としています。


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