本記事は2022年1月20日にvolkswagen.comに掲載された記事の日本語版です。
フォルクスワーゲンは、「ID. LIFE(アイディ. ライフ)」を発表して、コンパクトセグメントにおける電気自動車のビジョンを示しました。このコンセプトカーは、持続可能なモビリティ、デジタル技術、時代を超越したデザインを体現しており、すべてのモデルは2万~2万5,000ユーロの手頃な価格で販売される予定です。フォルクスワーゲンによるこのエントリーモデルの電気自動車は、2025年に発売される予定です。その特徴は、天然素材とリサイクル素材を広範囲に使用している点です。
サステナビリティは、「ID. LIFE」の鍵です。このコンパクトなクロスオーバー モデルは、電気駆動によりゼロエミッションで走行できるだけでなく、天然素材とリサイクル素材が使用されています。
「”ID. LIFE”からは、フォルクスワーゲンの小型電気自動車の未来の姿を垣間見ることができます」と、フォルクスワーゲン デザイン責任者のヨゼフ カバンは述べています。「このクルマの開発にあたって、私たちが重視した3つの要素は、革新性、持続可能性、そして時代を超越したデザインです」
すべてが自然:「ID. LIFE」には天然着色料と有機系硬化剤が使用されています。
「ID. LIFE」は、従来の素材の組み合わせを廃止しただけでなく、装飾的な要素やアドオンパーツも排除しています。たとえば、ルーフとフロントカバーのエアチャンバー テキスタイルは、すべてリサイクルされたペットボトルから作られています。ボディのクリアーコートには、天然着色料のウッドチップと有機系硬化剤が配合されています。タイヤの製造に使用される原材料には、オーガニックオイル、天然ゴム、もみ殻といった素材などが採用されています。
「ID. LIFE」からは、フォルクスワーゲンの小型電気自動車の未来の姿を垣間見ることができます
インテリアも一貫して持続可能なアプローチに従っています。インテリアに使用されているウッドは、持続可能な林業によって育てられた木材を採用しています。シートカバーには、プラスチック廃棄物をリサイクルする際に発生する二次原料のリサイクル素材を高い割合で使用した「Artverlours Eco」を使用しています。
デジタル コンパニオン: 「ID. LIFE」の多機能で持続可能なインテリア。
手頃な価格のエントリーモデルの電気自動車、「ID. LIFE」により、フォルクスワーゲンは持続可能なモビリティをさらに多くの人々が利用できるようにして、「ACCELERATE」戦略を拡大します。
フォルクスワーゲンは、2030年までに、自動車販売全体に占める電気自動車の割合を、ヨーロッパで少なくとも70%に、北米と中国で少なくとも50%に増加させることを目指しています。電動化攻勢を推進するフォルクスワーゲンは、持続可能なモビリティに関して、もっとも望まれるブランドになりたいと考えています。