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解説フォルクスワーゲンの「ACCELERATE」戦略をご紹介します。

22/11/22

解説フォルクスワーゲンの「ACCELERATE」戦略をご紹介します。

22/11/22

本記事は2021年9月30日にvolkswagen.comに掲載された記事の日本語版です。

フォルクスワーゲンは、持続可能なモビリティで最も支持されるブランドになることを目指しています。そのため、フォルクスワーゲンの車両と自動車関連サービスは抜本的な変革を遂げています。変革はどのように加速しているのでしょうか?ここでは、4つの重要な要素について説明します。


1. 電動化

2030年までにヨーロッパのクルマの70%以上が電気自動車になる

フォルクスワーゲンは、再び電動化攻勢を大幅に加速しています。2030年までに、ヨーロッパで販売される電気自動車のシェアは以前の計画の2倍に、つまり、70%以上に上昇します。同じ期間に、米国と中国において販売される2台の内1台が電気自動車になるでしょう。

毎年少なくとも1車種の新しいEVを発売

フォルクスワーゲンは、2030年まで毎年少なくとも1射手の新しいEVモデルを発売します。2021年には先に4輪駆動の「ID.4 GTX(アイディ.4 GTX)」が発売され、その後にスポーティな「ID.5(アイディ.5)」が続きました。秋には、中国市場向けに6〜7人乗りの電動SUV、「ID.6 X/CROZZ(アイディ.6 X/クロス)」が発表されます。2023年までに、フォルクスワーゲンは主要市場の中国に、合計8つの「ID.」モデルを導入する予定です。「ID.3(アイディ.3)」の下のセグメントに属するコンパクトで手頃な価格の電気自動車の発売は、2年ほど2025年に延期されました。

Electric offensive
Volkswagen is focussing on electric cars

e-モビリティ、ハイブリッド化、デジタル化へ160億ユーロを投資

未来のモビリティに向けて大規模な投資を行えるように、フォルクスワーゲンは「ACCELERATE」戦略を策定して、効率および生産性の向上に継続的に取り組んでいます。2023年までに少なくとも6%の営業利益率を達成し、それ以降にもそれ以上の数値を維持することを目指しています。


2. ソフトウェア主導の製品

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2023年までに世界中で50万台の完全なコネクテッド機能を備えた「ID.」モデルを販売

2023年までに50万台の完全なコネクテッド機能を備えた「ID.」モデルが販売され、フォルクスワーゲンはお客様からのフィードバックを直接受け取り、新しい、より良い機能に反映できるようになります。フォルクスワーゲンはまた、「ID. Digital(アイディ.デジタル)」と呼ばれるプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、12週ごとに車両の各機能のOTA(over the air)無線アップデートを提供します。これにより、車両はライフサイクル全体にわたって最新の状態に維持され、新しい機能を利用できるように常に更新されます。

購入後に「オンデマンド」機能を追加することも可能

未来のクルマは、現在よりもバリエーションが大幅に削減されます。これによって、車両購入時のハードウェアに依存することなく、個々の構成を決定することが可能になります。基本的に、車両にはすべての機能が搭載されています。お客様は、車内のデジタルエコシステムを介して、いつでも「オンデマンド」で希望していうr機能を追加することができます。


3. 新しいビジネスモデル

「ID.」モデルの新しいサブスクリプションモデル

フォルクスワーゲンは、9月初旬にドイツで定額サービスの「AutoAbo」を発表しました。電気自動車の「ID.3」および「ID.4」が対象となる「AutoAbo」は、最短3か月または6か月のサブスクリプション期間を設定することが可能です。その後、お客様はいつでもサブスクリプションを終了することができます。この契約には、電気代を除くすべての費用(走行距離は月800kmまで、登録費用、車両点検、メンテナンスおよびサービス、保険、税金を含むフルサービスパッケージ)が含まれています。それにより、「AutoAbo」は、お客様のニーズに合った柔軟なサービスを提供できるようになります。これは、「ビジネスモデル2.0」の重要な節目となります。

100%オンライン購入が可能になる

「AutoAbo」の開始から数か月後、フォルクスワーゲンはオンラインによるリースおよび販売も提供します。最初は「ID.」ファミリーが対象となり、次にすべての駆動タイプを備えた新車又は中古車が対象となります。ディーラーとその車両は、フォルクスワーゲンのデジタルマーケットプレイス(www.autosuche.de)に完全に統合されます。

フォルクスワーゲンが「ビジネスモデル2.0」の展開を加速…

4. 自動運転

Prof. Udo Di Fabio on autonomous driving
People should be able to decide whether they give up the wheel”

2026年に登場する「Trinity(トリニティ)」に搭載される「レベル2+」自動運転機能

2026年に発表される「Trinity(トリニティ)」は、完全なコネクテッド機能を備え、「レベル2+」に続き「レベル4」自動運転への道を切り開きます。将来的にこのクルマは、ニューラルネットワークを介して、交通、障害物、事故の情報といったデータをお互いに交換し合います。このようにして、フォルクスワーゲンは、グループの全ブランドのお客様がメリットを得られるように、数百万台のクルマとともに自己学習システムの構築を進めています。


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